新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応 20年5月版
 
 新型コロナウイルス感染症(以降COVID-19)の蔓延期において、多数の子どもが集まり接触をする行事の開催が心配されます。会ではこれまでに得られた多くの諸情報を子細に検討し、3月末開催の「春の子ども会」や、小学校の長期休校への対策として4月に緊急実施した「2020春合宿」での実績をふまえ、以下の通り対応します。開催に際しての考えにつきましてはこちらをお読みください。
 
■三密の重なりを避け、何より基本動作を重視し、正しく怖がる
  ご承知のように、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は、①換気の悪い密閉空間 ②多くの人が密集 ③近距離での会話や発声 の三条件が同時に重なった時に集団感染が起きるとしています。このうち③は期間中に避けては通れない場面があります。そこで、①の換気を十分に行うことを最重点として、③についてもできる範囲で避けることを心がけ、ウイルスに備えます。私たちは過剰に怯えず、決して軽視することもしない姿勢を堅持、貫徹します。
  当日の行動については、子どもたちの協力が欠かせませんが、こうした時こそ彼らを大いに当てにして、その力を活かす好機と捉えることもできます。例えば、小学1年生でも気づいた子は大きい子に助言できる、まさに会がめざす「仲間の力」が発揮される時です。
  なお、注意喚起や感染防止運動等を前面に出し過ぎず、あくまでも楽しい雰囲気の中で遊ぶことを重視し、子どもたちをむやみに神経質にさせないように心がけます。リスクを全くなくすことはできませんが、参加して良かったと全てのお子さんが思えるよう、努力を惜しみません。
 
●事前準備・設備関係の施策
□各洗面所等に石鹸・手拭き紙、出入口ほか随所に消毒用アルコールを配備
 (消毒スプレー容器、石鹸、手拭き紙、補充アルコールを十二分に確保済)
□手洗い・咳エチケット等啓発ポスターの体調不良者が出た際に備えた第二保健室の設置
 
●会期中・行動の施策
□集合・解散時の手続き簡略化と、往復バス車中での十二分な換気
□現地集合時・朝・夕・夜の、入念な健康観察・検温と即時の全体動向把握と、不調の際の早めの保健室安静
□特に手洗い・咳エチケット等、感染防止基本動作への注意喚起と励行
□居室の換気(常時開窓・扇風機の使用、または冷房使用時に全換気扇を稼働)
□あそぶ時の感染防止工夫(なるべく密着しない種目の選択、無言ゲームの採用他)
□リーダーではないメンテナンススタッフによるドアノブ等の繰り返し消毒
□栄養バランスを考えた食事の提供
□子どももリーダーも過度に疲れないよう、十分な休養を積極的に確保
□施設を広く利用(班活動は広い所で行い、外遊びを増やす)
 
■特例措置や運営面の施策
1)一部開催コース(組)の休止定員の削減を行い、例年より規模を縮小して開催します。また、同時に各組に最少催行人員を設定します。[やまびこ村=24名 せせらぎ村=各組32名 そよかぜ村=各組定員の半数]
2)病み上がりを含む出発日前や当日にお子さんが体調を崩した場合は参加をお断りします。そのため、キャンセル規定を、後続の他組に加え、冬・春の子ども会へ振替参加できるように従来のものから変更しました。
3)万万が一、感染者が出た際は、保護者・参加者と相談のうえ、状況に応じたでき得る限りの措置を講じます。
4)以上は20年5月14日現在の情報を元に策定したもので、今後の社会状況によって変化させます。また、もしも蔓延状況が悪化した際は、案内書に示したキャンセル規定に関わらず申込者に不利にならないように取り計らいます。