新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応につきまして

※「春の子ども会」参加予定ご家庭には、開催にあたってのお知らせとお願いを、新たな書面で3/16(月)に発送しました。

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の広がりを受け、イベントが中止されたり休校になる学校が今後増えると見込まれたりする中、本会のように多数の子どもが集まり接触をする行事の開催に不安を感じられる方も多くいらっしゃると存じます。会ではこれまで得られた諸情報を子細に検討し、今後の見通しを明確化しましたので、お知らせします。
 なお、この方針は「日本感染症学会」の2月21日付見解、「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の同24日付見解、「新型コロナウイルス感染症対策本部」同25日付決定それぞれに則ったもので、今後の状況変化によって適宜更新いたします。

■「正しく怖がり、予定通り開催」の見通しを持っています

 24日以来、軽症の風邪症状の場合は医療機関を受診せずに自宅での安静を勧められており、すでに感染経路を特定して食い止める(いわゆる水際阻止)段階から、普通に市中感染していく蔓延期の段階に移ったことが明らかになりました。免疫保持者が徐々に増え、やがては常在の一般の風邪になると見込まれるというのが、多くの専門家の予想です。
 蔓延期では、もはやどこにいても感染がまれに起こり得る状況ですが、子どもの罹患については、武漢においても重症例が皆無であると報じられています。ちなみに、国内ではインフルエンザにより数十名の子どもが命を落とす年も珍しくありません。
 また、既に報じられている大規模イベントの中止には、医療体制が崩壊しないよう、感染ピークを低くしたり遅らせたりするために意義があると思いますが、いずれも3月半ばまでの開催のものです。「春の子ども会」開催時期の3月末は緊急期間後と想定されています。
 新型コロナウィルス対策には従来のインフル感染防止策が有効とされており、それを講じることで安全を確保し、私たちは過剰に怯えず、軽視することもしない「正しく怖がる子ども会」を実施したいと考えています。
 リスクを全く無くすことはできませんが、それ以上に、学年の階段を上る節目のこの時期、非日常の体験には大きな価値があると確信しています。

■'16年の施設内感染の反省から学び、対策を取っています

 2016年に私たちはノロウィルスの施設内感染を起こし、その時の反省から多くを学び、ノロ・インフル両ウィルス対策を実践してきました。この「春の子ども会」でも、年間行事で最高レベルである「冬の子ども会」と同じ態勢で臨むことで参加者全員の健康保持を図ります。具体的には次の内容を含みます。
 □体調不良時の参加取り止め要請
 □朝夕の入念な健康観察
 □即時の全体動向把握
 □体調不良者が出た際に備えた第二保健室の設置
 □施設の十分な換気
 □リーダーではないメンテナンススタッフによるドアノブ等の繰り返し消毒
  (すでに十分な量のアルコール消毒液を確保しています)
 □栄養バランスを考えた食事の提供と十分な休養の確保
 □不調時は子どももリーダーも積極的に休ませること
 □子どもたちへの感染対策指導(咳エチケットの徹底、入念な手洗い、むやみに物を触らないこと、顔を触らないこと、うがいよりも効果が高いとされる小まめな水分補給)

■催行中止の際に取消料はいただきません

 今後の動向によって万万が一、催行を中止にする場合は
 1) 会費の全額を「夏の子ども会」に振り替える
 2) 取消料をいただかずに会費全額を返金する
などの措置を検討いたします。

◆参考サイトリンク

 □厚労省 新型コロナウイルス感染症について
 
 □日本感染症学会 ―水際対策から感染蔓延期に向けて―
 
 □今すぐできる新型コロナウイルス対策 通勤電車どうする?帰宅時に必要なことは?
 矢野晴美・国際医療福祉大学教授
 
 □専門家がやさしく解説 新型コロナウイルス、流行期に備えたいこと
 三宅邦明・前厚生労働省結核感染症課長に聞く