第34回夏の子ども会
[2008/7/19-8/28]

力と技の比べっこ   「ゆめむし広場」にて08/08/27
事後アンケートより
[Q] これまでの当会へのご参加によって、お子さんのここが変わったとか、こんな力がついたという点がございましたら、なるべく具体的にお書きください。
多数の中から抜粋しました。お便りをお寄せくださいました皆さんに心より御礼申し上げます。実名はイニシャル等に置き換え、また、前後の意味を損ねる部分以外は、いただいた謝辞を省略しています。ご了解ください。居住地順に掲載。
■新潟県燕市 Kさん
積極的に発言する他の子供たちの影響を受けたり、あるいは班長としてまとめる役を勤めたこともあったのでしょうか。9日間の子ども会を終えて、帰ってきた時には、ずいぶんとしっかりしたように感じました。今までは親の言うことには、不満があってもそのまま従っていたのに、自分が何故それをしたいのか、理由を説明しながら主張するようになってたのには驚きました。
■新潟県十日町市 Hさん
学校でも家庭でも、トラブルを事前にさけてしまうことが多いです。特にハンディキャップをもっているので、トラブルが起きると困るからと、あれもダメこれもダメと言われてしまうことも多くあります。だからトラブルが起きても、とことん話し合いをして自分たちで解決していくことを体験させて頂いてとてもよかったと思います。本人もいろいろなアクシデントやトラブルがあったけど、みんなで話し合ってスッキリした。すごーく楽しかったと言っていました。
■栃木県那須塩原市 Iさん
知らない子供達とすぐ友達になれ、自分をその中で表現できる自信がついたように思います。1年生なので4日というお泊まりを出来た事、もらったお金でおみやげを買う人の顔を浮かべながら工夫して買い物をした事、5日間のどれも1つ1つ初めての体験で何にもかえがたい夏の思い出になったようで、とてもいい顔で帰ってきました。
■茨城県水戸市 Iさん
今、息子の学校では学級崩壊に悩んでいます。口先だけでいくら注意しても心で理解できません。行きの電車に乗るときは、不安で浮かない表情でしたが、帰りの電車を降りると、いきなり「もう一回行きたい!楽しかったー」と生き生きした顔で話しました。子どもらしい、キラキラした眼差しをとりもどした様でした。家に帰った今でも、けんかもあったけどとにかく楽しかった……と思い出を語り、仲間を大切にしながら、いけないことは注意することもわかったよ……と言うようになりました。
■茨城県水戸市 Yさん
長男であるせいか、親もビクビクと、何かをやる前に「こんな時はこうしなさい」と先取りして解説したり、対処法を教えすぎたり……を知らず知らずやってしまっています。保育園の卒園式では練習の段階でも「並び順を覚えていない」と前の晩からメソメソしたり……。何かを始める前からあれこれ考えて“失敗したら、わからなかったらどうしよう”と心配になる、ということはよくありました。昨年の子ども会ではわからないことは高学年の子やリーダーにすぐ聞き、対処できた、との経験から今年はひとつも不安を見せず「なんとかなる!」と心強い言葉を残して出発しました。親と離れ“困って”みて、初めて自分で考えたり、親ではない人に助けを求め、そのために良好な関係を作る方法を模索したり……。アルプスは、親が子を自立させるためにつけたい力を育てることのできる大事な場だと思っています。たった4泊、されど4泊!ひと夏ごとに我が子は成長しています。
■茨城県鹿嶋市 Kさん
今までは給食を残していたのですが、キャンプの帰りの電車の中で急に「給食を残さず食べる宣言」をし、頑張っているようです。
■茨城県牛久市 Hさん
昨年参加して帰って来たときは「楽しかった。また行きたい」というだけだったのが、今年は「リーダー達はキビキビしていてすごい。僕も大きくなったらリーダーをやってみたい」と言い出してびっくり。そういう気持ちを持ってくれただけでも成長したなと感じるし、嬉しい。
■茨城県竜ケ崎市 Tさん
今年、小学1年生になって初めて参加しました。行きの電車の中や移動中は、荷物が重たかったせいか、すぐ「ママ、持って」と言っていたのが、5日間のキャンプ終了後には荷物が重たくても「ぼく、頑張る」と言って、私に頼ることはありませんでした。この5日間で、“がまんする”ことや最後までやるということを身につけたようです。食事の時、7班は残飯“0”だったようで、帰ってきてからも頑張って食べています。
■千葉県流山市 Kさん
初参加でした。アウトドアでの遊びの楽しさを知り、来年も行きたいと言っております。5日間中3日は泣いたそうです。親の元を離れて、不安とさびしさでいっぱいだったようですが、この体験が自信となって、また帰る家や待っている家族のあることの大切さを実感できて良かったと思います。チームで行動することで、自分の役割を果たす充実感が得られたようです。
■千葉県松戸市 Aさん
粉のお薬を1人でのんできた!と聞いておどろきました。家でもやってみせてくれました。親ができないと思い込み、手を出しすぎていたと反省。
■千葉県浦安市 Uさん
例えば「リーダーがとっても前向きで『ああいう一言いいなー』と思った」とか「かくれがで寝てたら大雨が降ってきて撤収したのが大変だったけど、今考えると一番思い出すなあ」など、前向きなコメントが多くなったと思います。
■千葉県船橋市 Nさん
まず、バスから降りてきた時の笑顔が最高でした。この笑顔を見ただけで、今回キャンプに行くことができて良かったなと思いました。家に帰り着くまでの間も、学校のことも余り喋らない彼が、あれもこれも思い出したことをぺらぺらと話をしていた事にびっくりしました。そして電車の中で歌まで唄い出しました!2年生ですが、すでに子供らしい雰囲気を失いかけていると思っていた時の出来事だったので、私がとても嬉しく感じました。その後劇的な変化はありませんが、自分より年下の子と遊んだり、帽子の下にタオルを巻いて、汗がしたたらないよう工夫するなど、たまに「キャンプで身につけてきたのかな?」と思えるようなところがチラチラと見えてきます。本人は「フォルテみたいになりたい!」と言い続けているので、今後が楽しみです。
■千葉県千葉市 Sさん
初めてのキャンプ参加で親子ともども不安でしたが、迎えの日、バスの中で満面の笑みをして手を振っている息子をみて「行かせてよかった」と心から思いました。帰りの電車の中から3日間程、ずーっとキャンプであった事を話しつづけ、よほど楽しかった事がわかります。親と生まれて初めてはなれて過ごした事もあったのでしょうか。キャンプ後何か失敗した時、とても素直に「ごめんなさい」と言えるようになりました。つりの仕方も自分なりに習得して来た様で、さっそく家の近くの川でつってみました。さおにつり糸をつける、えさを素手でもってつり針につける等、虫もさわれなかった息子が自慢げに作業している姿を見、たのもしく感じられました。又、家に引きこもりがちだったのに、つりをする事で、つり場にいるおじさん達から手ほどきをうけたり、大物をつらせてもらったりと、人と接する機会も広がりました。
■千葉県君津市 Nさん
毎回、様々なエピソードを話してくれますが、今まで一度も悪口を言ったことがなく、「○○のこういう所がすごい」「△△はこれこれが得意なんだよ」「××にこうしてもらってうれしかった」……etc。よほど楽しく時を過ごしているのだなと感じます(普段は批判も多いのです)。ケンカがあってもそれをどう収めたかの方に話題がうつり、考え方がポジティブになってもどってくるのがわかります。
■埼玉県北埼玉郡 Tさん
今回は二回目ということもあり、前回の半ベソ顔から脱出し思いっきり笑顔で出発することが出来ました。最近は、親の言うこと=ウザイなんてことが多々あり親子でバトルする日々を送っておりましたが、アルプスから帰ってきて、娘の口から「家族っていつも一緒にいるからわからないけど、離れてみるととっても大切だね」なんていう言葉が聞けて胸が熱くなりました。人を思いやる気持ちが今までになく感じて帰ってきたようです。大沢キャンプ場での手づくりトイレには、流石に少しびっくりしてとまどっていたようでしたが、習い事の先生から「そんな体験ができてすごいね!」と誉めてもらって逆にとっても楽しい思い出の1つになっているようです。今年もステキなリーダーと仲間に出会えて充実したアルプス生活だったようです。
■埼玉県桶川市 Iさん
いつも「ママやって、ママ〜」と言っていた彼女が、一人でリュックを背負い、地面にしっかり足をつけて立っている姿には感動しました。母子で2日以上離れたことがないので、母子ともに自立するいい機会でした。「冬のスキーに行く〜」と今から楽しみにしています。
■埼玉県さいたま市 Eさん
食べず嫌いでいたがアルプスではいろいろな食材をつかった食事を出して下さるせいか、帰ってきてからは自分から挑戦して食べるようになりました。毎回、年齢の異なったお友達と数日間を一緒に過ごすことによって家の中では経験できないことを学んでくるようです。参加するたびに少しずつ成長して(大人になって)ゆく感じがします。
■埼玉県さいたま市 Mさん
4年生になったこの夏は、子どもに見知らぬ人達と触れ合っていく力を身につけてほしいと思い、参加させました。参加を提案してから出発1週間前ぐらいまで、ただ単純に出かける楽しさを感じていたようです。が、次第に出発日が迫ってくると、言葉には表しませんでしたが、不安が募ってきたようで、“4・5日くらい、友達がいなくてもやっていけるよ”と強がってみせていました。初めて会った人と親しくなれるのか、親も心配していましたが、帰りのバスから降りて、開口一番“友達できたよ〜!”と満面の笑み。ほっとすると同時に、子ども自身のたくましさを感じました。目に見えて大きくなったようには思いませんが、心の中に確実に自信が芽生えたように見えました。
■埼玉県川口市 Mさん
身の回りの整理整頓が苦手な息子。昨年までは帰りにはおみやげもあるし、リュックに荷物がおさまりきれず、手にかかえて帰ってきていました。今回は、すっきりと登山靴までリュックにおさめて帰ってきたのでびっくり。「何か捨ててきたの?」「忘れ物してない?」と聞いても“ない”とのこと。荷作りは苦労していましたので、帰りのパッキングができるか心配でしたが、だいぶ成長したのだと思います。おそらくリーダーさんのアドバイスなどもあったのかな?と思います。
■埼玉県川口市 Sさん
教員への不信、友人関係などから人間不信になっていました。帰宅の電車の中で、キャンプで知り合った友人の話に涙ぐむ息子を見たとき。親がなにもしてやれなかった人間との関わり方を、数日のキャンプで知ってくれたことがとてもうれしかったです。「僕もキャンプリーダーになるんだ」と言っています。
■埼玉県新座市 Sさん
参加をうながしたのは親の私で、本人は当初15日間は長く、不安だったようです。ですが、帰った本人の顔を見ると疲れはなく、とても満足した様子でうれしくなりました。洗たくも期間中に5回もやって、衣類をたたんで帰ってきたのには驚きでした。「学校の修学旅行や林間学校はお膳立てされたものだけれど、アルプス子ども会は、全部自分たち作りあげていくもので充実した」と言っていました。
■東京都足立区 Sさん
昨年もそうでしたが、戻ってくると会話の幅や感情表現、ボキャブラリーに変化を感じます。ちょっとしたお手伝いもふと体を動かしてくれたり、ときどき思い出したようにキャンプの話をしてくれます。戻っていちばんはじめに話してくれたのが、“秘密がある”ことでした。もちろん中身はおしえてもらえませんが、なんだか大切そうに話すので微笑ましいです(少しさみしい気もしますが……)。
■東京都江戸川区 Aさん
今までの彼は、友人に対して、乱暴な口調や行動がありましたが、キャンプで、班の中での自分や他人を見つめ直し、5日間ではありましたが、貴重な体験ができました。人に言われた言葉で自分が傷つき、泣き、初めて相手の立場になって、相手の気持ちがわかった!!と帰ってきてそればかり言っていました。人を思いやる力、人に優しくしてあげらえる強い力が少しついたのかな?と思っております。
■東京都江戸川区 Nさん
歌を歌うのが楽しいと言っています。ふだん学校やピアノの教室で歌うのとは違って、仲間と一緒に体ごと歌うのが楽しいようです。オリジナルソングまで作ってしまう音楽好きの集まりというのもアルプスのもう1つの魅力だと思います。
■東京都江戸川区 Nさん
「お母さん、アルプス子ども会の人はみんなやさしいんだよ」と娘。「あら、どうして」と聞くと、「キャンプファイヤーの時、楽しかったことを話さなくてはいけなくて、でもなかなか言えない人がいたら皆黙って待っていたんだよ。4年2組だったら『早く言えよ』と言い出す人が必ずいるもん」その話を聞いて、「めざされていること」と「やられていること」が一致しているのだと思いました。
■東京都墨田区 Tさん
去年は「9日間は長すぎ……」と言っていたのが、今年は迎えに行った親の顔を見るなり「来年は15日!」と。日頃は親や祖父母の顔色を見ながら暮らしていたのが、何もかも自分の意見で決められ、また衣食住すべて自らの手でこなした事で、生活全般に対し自信をつけたように見受けられました。
■東京都中央区 Sさん
帰ってきた日の夕飯を食べ終わったら、“ごちそうさまでした”と言い、自分でキッチンに食器を持っていきました!!いつもならごちそうさまをしたらすぐに遊びに直行し、“食器を片付けて!!”と注意されるのに、驚きました。バスに乗り込む時に絶対泣くだろうと思っていたのに、少し淋しそうではありましたが元気に出発しました。きっと出発式のふんいきで“なんだか楽しそうだな”と感じたからでしょうね。3日間“ママ〜”と泣かず、楽しく過ごせたのもスタッフ皆さんのおかげです。末っ子なので、いつまでも小さい赤ちゃんでいて欲しいと思いつつ、バスから降りてきた時の元気な笑顔と少々におう息子が少しお兄ちゃんに見えてうれしく思いました。
■東京都港区 Oさん
昨年7日間のやまびこ村に参加させたところ「今年は行きたくない」と言われてしまい、彼にはやまびこ村は少し早かったのかと思いました。春の親子会に参加し、アルプスの楽しさを子供よりも親が満喫。リーダー達の素晴らしさに触れ、我が子もこんなふうになって欲しいと思い、「大きくなったらリーダーになろうよ」とすすめても本人の答えはNO。親子会の楽しさから、夏はつりコースに参加することにし、実際に参加したら楽しくて仕方がなかったようです。同じ班で意気投合した友達と今度の冬の会にも参加すること、来年は15日間のやまびこ村に参加すること、中2になったら一緒にリーダーになることを約束して帰って来ました。親がやきもきして、ああしたら、こうしたらと言っても、子供はその子なりの成長を遂げていくので、その子にふさわしい時期が来なければ動かないということを親の私が教えられた夏の子ども会でした。はずかしがりやで、なかなか一歩が踏み出せない子が、リーダーになってバスの中でみんなと楽しく過ごしたいと考えるようになった事は、この夏の大きな成長の証であり、子供がぐっと成長するだけでなく、親もまた、子供の成長について気づかされ、考えさせられる良い機会となりました。
■東京都新宿区 Sさん
回を重ねる毎に年齢が下の人の人数が増え、いつの間にかリーダーの次に年上になってきて、リーダーのお手伝いをしたりすることも増えたらしく、責任感も感じられるようになったようです。それが自信につながったように見受けられます。
■東京都渋谷区 Tさん
出発前から不安を抱えて、バスに乗るときは大泣きでした。でも迎えに行ったときは笑顔で色々な経験を教えてくれました。苦手なトマトも食べられたとか。小1なので班では役に立てたのでしょうか?薪拾いをしたと得意そうに話していました。一緒に参加したお兄ちゃんと、毎日キャンプの歌をうたってくれます。自分の荷物もちゃんと管理できました。甘えん坊が少しだけ、自立したような気がします。
■東京都品川区 Sさん
4日間と短い期間でしたが、陽に焼けていちだんとたくましくなって帰ってきました。普段の生活では、何でも工夫なしで便利にできてしまうので、応用力が欠けている娘です。しかし、テントキャンプのペグ打ちを力まかせにやったら、抜くのに時間がかかって大変だったとか、ホットドッグを牛乳パックに入れて焼くときに、長く焼きすぎてこがしたとか、彼女なりに失敗したことから何かを学ぼうという姿勢がでてきた様です。行動する前によりよい方法を考えるための第一歩です。
■東京都大田区 Hさん
劇的にたくましくなって帰って来るかと期待していたのですが……。残念乍ら、目に見える変化はあまりないように思います。ただ、リーダーの方にお伺いした所、率先してキャンプを楽しんでいたようで、本人も親と離れても全然さみしくなかった……とのこと。親がいなくても楽しく過ごせる程に成長したんだなぁと嬉しくなりました。
■東京都大田区 Nさん
イヤだったこととして「水筒の水がなくなってしまったこと」と言いました。よくよく聞いてみると、途中でなくなった友達に分けたため、今度は自分が飲むのが足りなくなってしまったとのこと。普段は自分の物を友達に貸すのをイヤがる子なのに、自分のをあげたんだナ、がんばったんだナと思いました。そして、足りなくなった分は、自分から言って、リーダーさんからもらったそうです。
■東京都大田区 Sさん
子供らしさをとりもどし、とても素直な良い表情を取り戻して帰ってきてくれたような気がします。都会にいると、「何時までに……」「早く……」とかずーっと言われ続け、いつのまにか小さくまとまった子にしてしまっていた様な気がして反省しました。もっと私自身も子供の目線で子育てしたいと改めて思いました。
■東京都大田区 Uさん
まだ小さく甘えん坊なので、親と3泊もはなれて少々ツラかったようです。が、大三角形を見たよ、ホットドッグを作ったよ、野菜が切れるようになったよ、ヘビを見たよ……といろんなことを教えてくれ、また姉といっしょに唄をうたってたのしそうにしています。さみしくていっぱい泣いてちょっと自信を失った部分もあるかもしれませんが、初めての経験を沢山して、得たものも沢山あるのだろうと思っています。
■東京都世田谷区 Iさん
ダウン症の娘ですが、今年が夏冬合わせて4度目の参加でした。今年は初めての6泊7日という長い期間の組に参加しましたが、今までの楽しい経験から、何の不安もなく出発しました。帰ってきた日は疲れているはずなのに「荷物は自分で持つから」と家まで一人で大きな荷物を持って帰りました。自分のことは自分でやるという心がとてもしっかり育ったように思います。今年は初めて、班のお友達と住所交換をしてきました。自ら交換をしてきたようです。毎回少しずつ変化を見せてくれます。
■東京都中野区 Tさん
初めて“あだ名”がついた事が嬉しかったのか、アルプス子ども会でついたあだ名で呼ぶと、とても反応が良いです。帰宅後の会話は、それはそれは瞳をキラキラ輝かせ、キャンプであった事を話してくれました。行く前は「友達はできなくてもいい。虫が採れればいい」と言っていた息子が、帰って来て「友達のつくり方が分ったよ。仲良くなって、自分から話す事だよ」と話してくれました。
■東京都杉並区 Yさん
ゲームやテレビがなくても他に楽しいことがたくさんあることを実感したようです。帰宅後もいっしょに参加した友人二人と暗くなるまで元気いっぱい外で遊んでいました。一番の心配だった“親と離れて寝る”ということができ、「今年の夏は、一人で寝られるようになったことが成長したことだよね。」と自分で言い、新しい友人を作れたこと、出し物大会での発表がうまくいったこと、テントを張って寝袋で寝るというはじめての体験をしたことを含め、達成感を感じている良い顔をしています。
■東京都杉並区 Yさん
幼児の頃から、外人とか髪がぼさぼさとか外国人なんだから日本に居たらいけないから出ていけと言われたりして、見ためが違うことで苦しい時があり、キャンプに行く前も仲間外れにされ、学校に行きたくないと自信がなくなっていました。キャンプでも同じ班の子に「おまえの手は黒くて汚いから手をつなぎたくない。」と言われたそうです。泣いてしまったそうです。でも、その時に1人の男の子が、「みんな日焼けするのに、そんな事を言うのはおかしい。」と注意してくれたそうです。すごくうれしかった様で、自分に自信が持て、見ためが違っても良いと思えた様です。とても良い笑顔を見ることが出来ました。
■東京都練馬区 Sさん
いつも受け身で、自分から何かしたいとかあまり言うタイプではないのに、夏の子ども会のパンフレットを見せると、めずらしく自分から「行ってみようかな」というので、気が変わらないうちにすぐ申込みをしました。その後も気を高めるために、リュックを買いに行ったり、シャンプーの練習をしたり……。そのかいあって、当日はこちらが拍子抜けするほどすんなり出発。帰ってきて「また行きたい」と言ってくれれば十分と思っていたのですが、帰りの電車で「何が楽しかったの?」「全部!!」「来年も行く?」「行きたーい」と親の期待以上に楽しんでくれたようです。疲れやすく、疲れるとすぐじんましんが出るので心配しましたが、多少のじんましんが出たようですが、「楽しすぎてかゆいの忘れちゃった」とにっこり。「来年はお泊まりする回数増やそうか?」ときくと、「それは無理かな」と言っていたので、さみしさもあったけど、本人なりに頑張って楽しんできたんだなと思いました。
■東京都練馬区 Sさん
とても落ち着いたというか満足して満たされたような感じで言葉がすーっと入っていくようで、いつも大声をだし、何度もどなっていたのがうそのようです。また、「ありがとう」「はい」「わかった」などが自然にでていてびっくりしました。いつもは強がりが多いのですが、さびしくて泣いてしまった事、できなかった事も話してくれました。妹にもつい手が先にでたりしましたが、まず言葉でそして相手はどうしたいのか聞く事ができていました。この状態がいつまで続くかわかりませんが、きちんと想像以上の能力がある事を改めて知る事ができ、親としてもとてもプラスになりました。
■東京都西東京市 Iさん
キャンプ中、雨が降ることが多かったようで、帰宅した次の日も雨でした。子ども本人がカサと長靴を用意してベランダで遊びたいと言って、何度も雨の中で遊びました。今までになかった行動です。キャンプ中、雨の中楽しく過ごしてきたようで、キャンプのおかげで雨が好きになったようです。
■東京都三鷹市 Hさん
3年生の2学期にいじめにあい、それまでお友達とのことで問題がなかっただけにとても心配しました。それ以来、友達との距離感に悩み苦しんでいた娘を見るのはとても辛くかわいそうでした。早く本来の明るい元気な娘に戻ってほしいと願っていました。今回15日間の長い参加でお友達とのつきあい方、困ったとき助けてもらったこと、遠慮ばかりでも疲れるし、自己主張も強すぎると仲間とうまくいかない等学んだようです。自分の気持ちを口に出して言った方が他の人にも理解してもらえることも大きな収穫でした。それに対し、びくびくしていたのが、自信に満ちた笑顔で帰宅したときホッとして涙が出ました。
■東京都府中市 Nさん
良い意味でワイルドになって帰ってきました。以前は服の汚れが気になったり、歩くとすぐ「つかれたー」とグチったりすることが多かったのですが、「平気!大丈夫!」とニコニコしていました。たくさんの荷物を上手にリュックにつめて帰ってきたことにも驚きました。(以前は丸めてギュウギュウつめ込んでいました)。
■東京都小金井市 Fさん
食事作りに自信をつけて帰ってきました。準備から片付けまでの一連の作業が把握できるようになったと感じます。指示されて動くから、仕事をさがして働くにかわったことは貴重です。むこうでは誰ひとり手が空く人はいないんだと言っていました。まさに“例外なし”ですね。
■東京都小金井市 Tさん
恐がり、恥ずかしがりの息子と話し合って決めた、初めての参加でした。思い切って申し込んだものの、行く日の朝まで「キャンセルしたい」と不安そうでした。ところが、日に焼けて帰ってきた彼は「全部楽しかった!」「行ってよかった。」帰ってきてから連日、川遊びのこと、テントを建てたことや、みんなで協力して火をおこし、お料理をしたこと、優しかったリーダーたちのことなど話してくれます。今までの内気な自分を知らない初めての仲間の中で、心配していた自己紹介ができたところから始まって、彼なりに頑張って新しい楽しさを見つけた4日間だったと思います。それができたことで、確実に自信をつけた様子が伺えます。
■東京都東村山 Uさん
新しいことに対して、「えぇーどうしようかなぁ……」と言わなくなり、「やってみるよ!」と言うようになりました。言いたいことが言えずに心の中にためてウツウツすることが多かったのが、他の人にNOと言われても意見を言えるようになりました。今、何を用意すべきなのか、何を先にした方がよいのかを考えられるようになりました。少しくらいのケガで「大丈夫大丈夫」と言うようになりました。
■東京都立川市 Iさん
「あっという間だった。2日位しかいない感じだった。」自分で行きたいと言ったのに直前になって「行きたくない」と言ったことがうそのような開口一番の言葉でした。村だよりを読み、そこから聞くと「ちょっと待って、え〜と」と思い出しながら話すのを見て、それだけたくさんのことを体験してきたということがわかりました。「パエリアおいしかったんだよう〜。でもちょっとやわらかかったから、パドリアっていう名前にしたんだ」失敗もいろいろあったようですが、それも仲間と過ごす中では喜びや楽しいできごとにかわっているようにみえます。たくさん失敗できることも貴重です。行く前、「来年は中学でクラブがあるから、今年で最後だな」と言っていたのに、帰ってくると「来年も行きたい!!」こう言わせるのが、アルプス子ども会の魅力なのでしょう。
■東京都多摩市 Nさん
「やるときはやる」という言葉が、本人の心に温かく強くあるようです。積極的な性格ですが、すぐにあきらめる、負けそうなことには挑戦しないという弱さがありましたが、キャンプから帰ってからは「やりなおしてみよう」とか「キャンプでがんばれたからね〜」など本人の口から自分を励ます言葉がきけ、うれしく、ありがたく思っています。
■東京都町田市 Nさん
他人に興味が無い子でしたが、○○ちゃんはこわがりで、でも手をつなぐと安心するんだってetc・・・色々な様子をよく見て自分がどうしたらいいか考えたんだなぁと思いました。
■神奈川県川崎市 Hさん
帰ってきたばかりで“変わった”と目を見張るものはこれと言ってありませんが、子どもの話の中で嬉しく思ったことがありましたので書きます。帰ってきた日は「もう行かない」「大変だったから!!」の連発。淋しく聞いておりました。時間が経つにつれ、「こういうことがあってすごく大変だった」「〜さんが〜して、大変だった」と、とぎれとぎれ話し出しました。改めて思うに、本人が「大変だった」と言うのは、きちんと物事に向き合えたということではないか。普段お友だちとの関係も何だか薄っぺらく受け流してきたのが、考えなければならない状況において頂けたお陰で、感じられた事かなと……。感謝です。これから本人が学校生活の中でどう活かしていけるか、楽しみです。「大変!?」けっこうです。来年も参加させようと思います。
■神奈川県川崎市 Mさん
昨年はいつも小さな声で、あまり自己主張しない息子が、大きな声で積極的に話をするようになって帰って来ました。今年はどんなことがあるのか、楽しみに迎えに行くと、いつも家で相手の目を見て話さない息子が、きちんと相手の目を見て話すようになっていました。昨年は8泊でしたが、今年は4泊なのでどうかなと思っていましたが、日数に関係なく大きな成長を感じました。
■神奈川県川崎市 Uさん
出発の集合場所ではいつも暗い感じなのに、迎えに行くと一番前で元気に歌いながら手を振っていました。社会性に障がいのある子なので、毎年何かしらあるようなのですが、アルプス子ども会の方から時に知らされるということはないので、子どもから話を聞くことができれば知ることができるといった情況です。今年も集合写真に明らかにぎゅっと抱きしめられている状態で写っていたので、「何かあったんだろうな」と思いましたが、本人は「話したくない」との事でした。以前はそうしたマイナスの面も把握しておきたいなと思いましたが、年々いろいろあったとしても「すごく楽しかった!!」と言っているのをみたら、かえってすべてを報告してもらわずに、楽しかった体験を大切に深く追求せずに見守ることが、親もつらい報告を聞くことなく、平安でいられてよいのかなと思うようになりました。正直大きな出費でもありますが、お金にはかえられない貴重な経験をさせてもらってます。「一人の例外もなく支え合う」障がいのある子でも受け入れる。「来年からは遠慮して下さい」などと言われることなく安心して託すことができる、アルプス子ども会に出会えて本当によかったと夫婦ともども感じています。
■神奈川県横浜市 Yさん
今年の春転校しました。イベント等を企画して、皆で盛り上がって楽しむことが大好きな性分なのですが、新しい学校ではそのような機会があまり無く、また最終学年での転入なので、学校のこともよくわからない自分が積極的に動こうにも動けないようで、何となく物足りない日々を送っていたようでした。だからこそ、今年2回目となるアルプスは、本人にとって自分を100%出しきれる最高に充実した場所だったと思います。“皆で楽しむためには”に重点をおき、リーダーに支えられながら、スタートが同じ仲間と一緒に生活を共にすることができ、嬉しくてたまらなかったようです。「班の仲間の男子とも女子とも皆がすごく仲良くなってきたら、帰りの日が来ちゃって……5日間は短かったなあ。あのメンバーでもう少し楽しみたかったなあ。」と名残惜しそうでした。自分も仲間も皆が100%出しきって、楽しんで、充実感を得られる機会は他にはそうそうありません。アルプスだからこそです。
■神奈川県横浜市 Yさん
解散場所へ迎えに行ったときの本人のテンションの高さと、生き生きとした姿には大変驚きました。初めて目にする姿であったかもしれません。アルプスでは今まで経験したことのないことばかりで、とにかく何もかもが楽しかったようです。帰りの車中では、一緒に参加した姉の話をもさえぎり、アルプスでの生活の話が止まりませんでした。昨年「アルプスに行ってみない?」と提案したときは、大号泣して「行きたくない」とわめいていた姿がうそのようです。今年の春、引っ越しの為、転校しました。以前の学校では自分のポジションが決まっていたそうで、なかなかやりたくとも「やりたい!」とは言いにくい状況だったようです。しかし、学校が変わって環境が変わると、いつもの自分とは違った面が出せることに気が付いたようで、アルプスでも楽しめるかもしれないと思い始め、今回は自ら「行ってみたい!」と決断した次第です。そして、本人曰く、この夏“つくねごはん”(編註:組名)で最高の思い出を作ってきたとの事。みんなで創り上げたものを、みんなで楽しむという、普段の生活ではあまり経験できないことをやり遂げてきて、思考力と自信を身に付けてきたように思います。学校の夏休みの作品展にアルプスで作ったわらじを持って行ったところ、級友達に囲まれて「すごいすごい!」の連発だったようです。そして作り方を得意気に語ってきたとのこと。そのときの話をしているときも、生き生きとしており、私はつくづく「アルプスに参加できて良かったね」と心底思いました。
■神奈川県逗子市 Sさん
普段は虫が大嫌いなのですが、いつも帰ってくるときには、ワイルドにたくましくなっています。また、行きの開会式では、輪の中に進んで入っていくこともなく一人ぼんやり見ているのですが、帰りの閉会式では解散になっても戻ってくることなく集団の中でいつまでも歌ったり手をたたいたりしていて、柔軟な子供の力をとても感じます。
■神奈川県鎌倉市 Yさん
出発式の前は自分の荷物を自分で持つことに不満そうでしたが、解散式の後は疲れているだろうに、自分で持つのを当然としていました。人として、大事なことを学んだと思います。歌も今でも歌っています!「とても楽しかった!」だけでなく、「楽しかった!だけど、疲れた〜」という正直な感想からも、貴会が「めざすこと」をちゃんと実践してくださっていると感じ、ありがたいと思います。
■神奈川県藤沢市 Fさん
今回初参加だったのですが、本当に沢山のことを体験し感じることが出来たようです。帰り道から何日間もアルプスのことを話していました。親元を離れた7日間、彼なりに一生懸命だったと思います。淋しくて夜泣いたこと。その時そばにいて見守っていて下さったリーダーさんの温かさ、力を合わせること、考えること、話し合うこと、相手の話を聞くこと。自分が案外やれると自信が持てたこと。この7日間はこれからの彼にセブンエナジー(編註:組名)以上のものを与えてくれると思います。
■神奈川県藤沢市 Iさん
長い期間を使った計画と目標がたてられるようになったと思います。登山のための体力作りに夏休みに入ってから毎日30分〜1時間のジョギングをこなしていました。自分自身に自信がついていくのがわかります。
■神奈川県海老名市 Yさん
昨年は特に大きく成長を感じたというより、やっとこなせたようなところもありましたが、今年は違いました。意欲的に様子を知らせてくれ、キャンプの歌を歌い、友だちの名前もたくさん出てきました。ギターをやりたいと言ったのには、大笑い。お兄さんがさぞかしカッコよかったのでしょう。「来年も行く!!」ともう言っています。長いコースにしても良いかもしれません。遅れを持つ双子です。とにかく楽しく元気に勇ましく一人の自立した人間として、育ってくれることを願うとともに子ども会様の出会いに大きく感謝しております。
■神奈川県相模原市 Kさん
自分でやりたいことを提案、発表して、みんなから「いいーよ」と言われてできたことが、とってもうれしかったようです。学校では目立たないけど、がんばれば「いろはにこんぺいとう」で男子1位になれて、がんばればできるんだ。オリンピックの実行委員もやれて、自信がついたと言っています。
■神奈川県小田原市 Wさん
出発式の手遊びは不安や緊張もあり、ただそこにいるだけだったのが、解散式では大きな声を出し全身で参加する姿が印象的でした。最初の夜「ママに会えなくて泣いちゃった」2日目夜「少しだけ泣いちゃった」3日目夜「泣かなかった」最後の夜「お友達と別れるのが寂しくて泣いちゃった」と……。子供の心の成長を感じる一言でした。思い切って送り出して本当に良かったと思っています。
■静岡県藤枝市 Mさん
毎年学校ではクラス替えがありますが、どんな子ともわけへだてなく仲良くすごすことができるようになったと思います。クラスの中で誰からも声を掛けてもらえる存在だと担任の先生からきいて、アルプスのおかげかなと思っています。
■愛知県豊橋市 Fさん
今回初9日間で(おととし・昨年は5日間)帰宅して初めて「親のありがたみがわかった」という発言が出て驚きました。何を思っての発言かは?なのですが……。5日間だと“ただ楽しく遊んで帰る”で終わってしまうかんじ……。「すごす」から「くらす」への意味を少しばかり感じた発言でした。
■愛知県岡崎市 Tさん
音楽の授業は大嫌いなのに、帰ってきてから楽しそうにいろんな歌を歌っていました。上手に歌うことより、自由に楽しく歌うことの良さを知りました。
■愛知県岡崎市 Yさん
アルプス申込みのパンフレットが届いた時は「創作コース!」と言っていた息子。でもしばらくすると「やっぱり自然にふれるコースにする」との事。自分がアルプスで楽しく過ごせるのは、リーダーや友達の存在もあるけれど、やっぱりそこに自然があるからこそだ……と言う様な事を彼なりのコトバで説明してくれました。親ながら、ナルホド、確かにと思い知らされ、嬉しく思いました。「人間も自然の一部だよ」と言っていました。なかなか良い事言うじゃん!です。
■愛知県豊田市 Kさん
特別な変化は見られませんが、毎回スッキリしたいい顔で帰って来ます。普段ではできない、いろいろなことを経験させていただき、感謝しています。キャンプや川遊びといった行事はもちろんですが、足りない物があってもみんなのアイデアと協力でなんとかなること。小さなことにとらわれず、でもちょっとしたことに喜びを感じられる、心の大きさと豊かさ。許すこと、許されること、必要とされること、支えてもらうこと。アルプスでの一つ一つの出来事が娘の中で大きな心の糧となると思います。
■愛知県名古屋市 Sさん
今回初めて参加させて頂きました。今までは、自分が苦手なものは親や先生、友達にやってもらったり、他人に頼って手伝ってもらっていましたが、キャンプに参加してからは“まずは自分だけの力で頑張ってみよう”“苦手だけれど挑戦してみよう”という姿勢がでてきました。とても嬉しく思いました。
■愛知県名古屋市 Tさん
元々、アレルギー体質で虚弱。ガリガリ君なので、リュックも手伝って運んだのは五日前。五日間が過ぎ帰って来たときには「よっ!ママ!」としっかり重いリュックを背負ってました。「ちょっと持ってあげようか?」と声を掛けたとき「いいって!いいって!こんなのちょろい!」とヨタリながらも家までしっかりかついで歩く姿に“成長”を感じました。
■愛知県大府市 Iさん
解散後、昼食をとるためにレストランに寄りました。食後にオレンジジュースを注文してあったのですが、食べ終わってもなかなかきません。そんな時、今までの彼女なら店員さんにモジモジして何も言えず私に頼むところを、「自分で言う!」と店員さんを呼び、大きな声で「ジュースをひとつください。」と言えました。とても嬉しそうに「言えた」と満足気でした。その後車中で、この件とは別の話をしている時に「思いを言葉にするのは大事なんだから……」との言葉が彼女からとびだし、母と祖母は顔を見合わせ、何があったかは知らないけれど、自信をもらって帰ってきたのかなと思いました。
■三重県四日市市 Kさん
今回で3回目(夏は初参加)になりますが、知らない人と友達になることが上手になってきたようです。今回は自分より年下の子のお世話をしてあげたと話していましたし、参加するにつれて他人とのかかわり方を学んでいます。「自分さえよければいい」という子だったのに、少しずつ他人・友達のことを考えて行動できるようになってきて嬉しい限りです。
■三重県津市 Fさん
小1の参加時には、カタカナがまだ読めなかったり書けなかったりということもあって、同じグループのみんなの名前も書いて帰れなかったのですが、今回はキャンプノートに書いて帰ってきました。それに小1の時よりも多くのことを憶えているので、来年、その翌年……と、本人の中に経験がますます「糧」となって、蓄積されていくのではないかと思います。
■三重県松阪市 Yさん
多数のお友だちの意見を聞き、プランを立てていく今回のキャンプは、自己中心的な息子にとって、非常に有意義なものであったと思います。他人の意見に耳を傾ける事、最後までやりとげる力、時には辛い事もあったそうですが、リーダーの力を借り、少し養う事が出来たと思います。
■富山県滑川市 Uさん
今まではあまり自分の意見を言わないおとなしいタイプだと思っていましたが、昨年参加して以降、積極的に他の学年の子にも、はっきり物を言うようになり、先生に「高学年のお兄さん達ともうまく交流できています」と言われてびっくりしています。今回は何の心配もせずに参加し、前回なかった友達との住所交換などもしてきて、とても楽しかったようです。来年は是非やまびこ村に行きたいとはりきっていました。
■滋賀県守山市 Wさん
異年齢の友達ともとまどうことなく関わっていけているのは、やっぱりアルプス子ども会の中からつけてきた力かなあと思います。新しい“出会い”に積極的な事も、その先に新しい仲間との楽しい時間が待っていることをアルプスで学んだからかもしれません。
■滋賀県守山市 Wさん
運動が苦手、手先が不器用な息子は普段なかなか「達成感」を味わえなく、「何をやっても僕はダメなんだ」とマイナス思考のかたまりのような息子です。出来ることを少しでも見つけ出すこと、ほんの少しの勇気があれば色んなことに挑戦できることをつかんで来てくれることを期待して送り出しました。形は少し悪かったけれど、わらじをうれしそうに見せてくれたときは、とても感激しました。何よりその時の自信に満ちあふれた表情が印象的でした。
■滋賀県草津市 Nさん
何でも親にしてもらうのが当たり前だったのが、自分でやってみる、という気持ちが芽生えて帰ってきました。帰ってきた日の夕食は自分が作るとがんばっていました。あと、食べない訳ではないのですが、野菜がきらいだったのが、「おいしかった」と言っていました。積極的にモリモリ食べるようになってびっくりしています。
■滋賀県大津市 Nさん
普段何かと抜けていて、物をなくしたりケガしたり……が多い子なので、フォローする親がいない団体生活で、自分の身の回りの状況を把握しながら行動できるようになったらいいなぁ……と思っていました。結局彼女は、なくし物も大きなケガもなく、パンパンのリュックをちゃんと自分で荷作りしてまとめ、妹たちのことを思い浮かべながらおみやげを選び……大満足のこの経験だったようです。あまり心配しすぎず、彼女の能力を信じてやらなくては、と実感しました。
■京都府京都市 Iさん
自分の思いを、あきらめることなく表現するようになったと思います。「言ってもいいんだ」「やってもいいんだ」という安心感を感じている様子。言っても、やっても、受けとめてもらえた経験から、なのでしょうか。
■京都府八幡市 Uさん
いろんなことに、がんばって取り組むようになったと思います。以前は少しできないとすぐ泣いていたのが、泣かなくなってきました。本人に聞いてみると、キャンプで「がんばったら何でもできるって聞いたから」と言ってました。
■奈良県北葛城郡 Yさん
自分から何でもやってみようとする部分が多くなってきたように思います。行動の前後に「アルプスで……」という言葉が入るので、楽しかった時間を思い出しつつ、自然と気持ちが前向きになっているのではないかと考えています。
■大阪府枚方市 Sさん
今年で3回目の参加になり、子どもは楽しみにしていたようです。帰ってからも少しずつ経験したことを話してくれています。今回参加したお友達とケンカしてん!!と話す姿におどろきました。ケンカやトラブルをさけてきた子が、今回初めて出会ったお友達とトラブルになり、仲直りもしていたときくと、子どもの成長を感じることができました。自分で解決する力、思いを伝えることが苦手だと思っていたのに、この話をきいて本当にうれしく思いました。
■大阪府茨木市 Sさん
「この子、こんなに喋る子やったっけ?」と驚いています。普段は物事を断片的に話すだけだったのに、キャンプから帰ってくるなり、出来事を順序だてて、状況を説明しながら報告しつづけています。恐らく今迄通りの思った事だけを話す方法では、他の人が判ってくれないと悟り、自分の考えを伝えるには説明を加えないとダメだと気づいたのではないか、と思います。「喋りたい」から「伝えたい」と思えるようになれた事に対人関係の成長を感じました。
■大阪府豊中市 Nさん
自然とふれ合ったことや生き物にふれたことが印象に残っているらしく、庭でも虫や植物をよく観察するようになりました。また、知り会ったお友だちの地域には興味を覚えるようになったらしく、テレビでも「事件?」と言ったりして見入ってます。
■兵庫県神戸市 Hさん
参加する前日の段取りが格段によくなってきました。自分で「必要なもの」と「必要でないもの」をしっかり考えて、パッキングも使う順序や場合(場面)を考えてできるようになってきています。「旅行に行ったら、自分のことは自分でする」という心構えの一端であるように思います。
■兵庫県神戸市 Iさん
初めての参加にもかかわらず、これまでよく参加していた地元の団体の2泊3日のプログラムでは物足りなかったようで、自らいきなり9日間コースを選択しました。街中に住み、しかも一人っ子の娘に、一番足りない経験ということで、親としては期待と少しの「大丈夫かな」という気持ちで送り出しました。京都駅に迎えに行った時、もっと疲れてふてくされたような表情をするかと思っていたら、何ともいえない元気そうな顔をしており、その表情だけで9日間の全てが推し測られました。帰路や帰宅後も(いつも自分から多くを語らないのですが)同じ班のメンバーのこと、生活の様子、源平合戦やアルティメット、川あそびのこと、しぶき荘に泊まりたかった……等々あふれんばかりに教えてくれました。又、食欲も増し、しっかり食べるようになりました(ガツガツと……)。少しですが、脱皮しつつあるのかなと感じながら見ています。
■兵庫県小野市 Kさん
軽度の発達障害を抱えていることに、9日間のキャンプはきびしいものになるのではないかとお手紙にも不安ばかりを書いてしまいました。親としては9日間は長く辛いものでしたが、帰って来たときの表情を見て、肩すかしをくらったような気持ちになりました。あまりキャンプ中の出来事を細かく教えてはくれませんが、彼女なりに楽しく充実したものであったらしいことは、「来年も行っていいで……。」とつぶやいていたことからもわかります。学校では他のクラスメートとあまり打ち解けることが苦手のようですが、このキャンプは「こうあるべき」「こうあらねば」という部分がなかったことに、リラックスし開放感を持てたようです。班の年長の方にはげまされ、リーダーの方に見守っていただき、アルティメットで班の一員としてがんばれたことに自信を持ってほしいと思います。
■兵庫県神崎郡 Iさん
やまびこ村にはせせらぎ村やそよかぜ村と違う特別な楽しさがあった様です。「来年、15日間に行かせてほしい」と言っていました。更に「ハチ追いも行くけど。」と言っています。いつ夏休みの宿題するの、と聞いたら、少し考えた後、先生にたのんで夏休み前に宿題を出してもらう、そうです。
■兵庫県姫路市 Iさん
初めての参加で、まだここが変わったという所はないように思います。ただ、同じ班で、一人のお子さんか突発的な行動をとられた時に、リーダーの方や班のお友だちでとめる事が出来た様です。その事で『自分にも何かしてあげられる事があるんだ』と言っておりました。又、一人では出来なかった事をお友だちに助けてもらった事、いっぱい遊べて楽しかった事、次々と話をしてくれました。彼なりに、この一週間で何かを感じることが出来た様です。
■岡山県津山市 Kさん
今まで料理をすることはほとんどなかったのですが、みそ汁やスープならもう作れると話しています。リーダーに教えてもらったこと(火のおこし方、結び方など)学校の勉強以外のことがとても新鮮だったようです。勉強は学問だけじゃないということがわかったようです。
■高知県高知市 Mさん
えらんであそぼうでの山登りが印象深かったようです。雄大な自然の中で「私ってとっても小さいね」と思ったそうです。「頑張って頂上まで登ったらね、今までの嫌な事は全部忘れるくらいすごい景色だった。ずーっとそこに居たいくらい気持ちよかったよ。」と話してくれました。彼女の心の中には新しいモノの見方、考え方がプラスされたようで、良い経験をさせていただき嬉しく思います。

    [ページの頭へ]