第26回夏の子ども会 [2000/7/21-8/30]


事後アンケート
「参加して子どものここが変わった」より

■千葉県船橋市Kさん
 前回(小1の時)は、溶け込めず、楽しめないうちに終わってしまっていたのですが、あれから3年経って本人も充分成長しましたので、「まあまあだった」なんて言ってますが、ずいぶん楽しんで来たようです。「バッタ持てるようになった。ミミズなんて楽勝!」「俺のギャグがうけたよ」とか「ものすごくいっぱい星が見えたよ。ウチの方じゃ全然見えないよね」とか、たくさん報告してくれました。兄、姉がそれぞれ、6回7回と参加してアルプスのすばらしさは十分わかっていますので、この子にもぜひそれを知ってほしかったのですが、今回は少し分かってくれたみたいです。

■京都府京都市Mさん 感想を聞くと「楽しかった、ふつう」とかすれた声、でも、「おかあさん、また行っていいの」「また来年も行っていいよ」「違うよ、夏休みの間だよ」そりゃ行かせてあげたい。帰ったばかりでこんな声が出るとは、きっと心の中は楽しくて張り裂けそうなくらいだと思う。

■長野県小県郡Tさん 初めての参加でしたが、以前にも増して元気になり、あいさつが大きな声でできるようになりました。現地まで行く車中では、ほとんど口を開かず、いざ現地で別れる時はしくしく泣き出し、親の方が悲しくなってしまい、長い5日間だと感じましたが、迎えに行ったときの解散式の様子、ギターにあわせて大きな声で歌っているとても生き生きとした姿を見て、そして「とても楽しかったよ」「友だちができたよ」と話してくれて、やっぱり思い切って参加させてよかったと思っています。

■千葉県浦安市Hさん 親子会2回、夏のキャンプは今回が初めての参加。親の目に見えるほどの変化はありませんが、娘なりにいろいろな体験を通して、心に積み重ねて来たものはあるのでしょう。自分の経験して来たことを、家ではあまり積極的に話すタイプではないので、会話の中に出てくる断片的な話と、描く絵や口ずさむ歌から推し量るしかないのですが、帰って来てからは、アルプスで覚えた歌を歌いまくり踊りまくり、会う人ごとにキャンプに行ったことを報告し、宿題の絵日記にキャンプのことを描きました。娘の体いっぱいにアルプスの思い出が詰まっているに違いありません。「来年も行く」と早くも来年を楽しみにしている毎日です。
 5日間、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。子どもの成長と共に親の力だけでできることの限界を感じます。かと言って、学校以外の場で安心して(今の時代学校すら安心できないようですが…)子どもを任せられる場というのが近隣には見つかりません。親以外に子どもに添うてくれる大人や仲間の存在は、きっと多ければ多いほどに子どもを支え、世界を豊かにしてくれるものと思います。アルプス子ども会は私たち親が安心して子どもを任せ、子ども自身の世界が広がる場であると感じます。

■愛知県名古屋市Mさん いかにも「アルプス向き!」の姉に誘われて小1から参加した娘です。shyだし、とっつきにくいし、目立つの嫌いだし……ととても向いているとは思わなかったのですが、意外なことにアルプス大好きで最長のものに行きたいと言っています。知らない人ばかりの中にポンと入ってかえって普段の固定したイメージの自分と違うところが楽しめるのかもしれません。どうも、リーダーの方々との関わりが好きなのかなという感じです。
 何年か集合解散(送り迎え)に付き合う中で、中高生リーダーの初々しさや、リーダーたちが育っていく様なども楽しんでいる自分に気づきます。(おばさん根性ですね……)

■埼玉県上尾市Sさん

■静岡県浜松市Kさん 「バスの中歌ばかりでいやだった」と帰ってきて言っていましたが、お風呂に入り寝る時間になったら、歌の本を出して歌っていました。踊ったり「一番好きな歌は」とずーと歌ってました。家では何も言わずにお小遣いを三千円持たせましたが、家族3人(自分を入れて)1つずつと、友だち5人におそば、飴を買ってきてくれました。ぴったり三千円。友だちにも買ってきて驚きました。

■大阪府三島郡Bさん 初めての時は「たのしかったー」の後に「あんまり食べられなかった」「いやな子がいたー」と続き、おやおやと思っていると「野菜切ったんだよ。切ってあげる」と包丁さばきを披露してくれ、その日はいすの上で寝入ってしまいました。今年は参加前から「2回目だからね」と余裕の発言。バスから降りたときは疲れでややナーバスになっていましたが、昨年よりはるかに具体的に色々な話をしてくれて、お料理もさっそくチャーハンを作ってくれました。
 友だちや兄弟とも離していろいろな子と知り合える班作りをすることに、私は大賛成です。昨年はややしんどそうでしたが、今年は自分で楽しむ術を少しは分かったようです。軍手やら帽子やらしょっ中なくしていたそうで、果ては、川に上靴まで流してしまったそうですが、そのたびにリーダーが優しく一緒に探してくれたことが印象に残ったようです。すぐおこってしまう私はちょっと赤面しました。

■愛知県常滑市Kさん 初めての参加なので少し心配でしたが、迎えに行くなり、かすれた声としっかり染まった関西弁でしゃべり出し、昼食のときも帰りの電車も家に帰ってもずーっと子ども会の話をしていました。おまけに歯磨きしながら覚えて来た歌を鼻歌で歌っていました。そして最後に一言、「お母さんには悪いけど、子ども会で食べたごはんの方がおいしかったな」です。よほど楽しかったのでしょうね。参加させて良かったと思いました。スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

■埼玉県三郷市Uさん 帰って来たときの目が澄んでいたのが印象的でした。声が出ないほどのどをからしていました。かすれた声で「うたを・いっぱい・うたった」と誇らしげに話してくれました。あまりノリの良いタイプではないのでとてもうれしく思いました。つい、帰りの荷物を持ってやりました。電車の中で、突然リュックの中からナップザックを出し、荷物が入るだけナップザックに入れると「これで・だいぶ・ちがうでしょ(重さが)。こっちは・オレが・もつから」と一言。少し大人びて見えました。

■大阪府寝屋川市Iさん 今回は班長をしたということで、少し今までとは違ったようです。性格が非常に楽観的なので、楽しかったらそれでいい、それだけのような所があって、もう少し、深いところまで考えてほしいと思っていました。最初はどうでもなかったようですが、途中からみんなが班としてうまくやっていくには班長としていろいろ声かけやうごかないといけないことがあるんだという事に気づいたようです。他にも主体的に動いていた様子が分かりました。友だちも今まではそのときだけの関係で終わればハイサヨウナラという感じだったのですが、大切な仲間、同じ時・経験を共有してきたと心に深く残るようになってきたように思います。これからがますます楽しみです。

■大阪府堺市Tさん

■神奈川県川崎市Sさん お世話になりました。千駄ケ谷駅のホームで突然「踊ってあげる」と言って『ドカボコバナンナ』を唄い始めました。その夜は歌集片手にワンマンショーでした。「来年も行く?」と尋ねると「わかんない」と返事はしておりますが、体で行くと言っているようなものです。毎日一回は歌集片手に唄っています。知り合った友だちに電話をかけたり手紙を書いたり、いただいた手紙をとても大切にしております。野球チームに入っていますので、異年齢の人たちとの交流はあったのですが、今回年下の友人に対して、とても親しみをかんじているので、相手がどんなタイプなのか知りたいなと思います。

■広島県尾道市Mさん 弟とは家では仲良く遊んでいると思ったらすぐにけんかになり、口でも力でも有利な自分がいじめぬいて、たたきぬいて勝つというパターンで、時々親にそこまでしなくても、と口を出されています。たぶん弟の方がかわいがられていると思っているので、すぐ意地悪を言いたくなるようですが、アルプスで今回弟がぜんそくになってしんどそうにしていると、それにつきあって背中をさすってやったり、歩くのが遅くても「だいじょうぶか」と待ってやったりしたそうです(姉から聞きました)。
 家に帰るといつもと同じようにけんかがすぐ始まりましたが、親がいない所で助けてやることができるのだなぁとうれしく思いました。

■埼玉県深谷市Yさん 25回夏・冬に続いて3回めの参加でした。帰宅した日の昼食時、ポロポロ涙を流して泣いていました。理由を聞くと、みんなと別れたことがとっても悲しかったということです。生まれて初めて感動して泣いた姿を見せてくれました。とっても嬉しかったです。

■岐阜県岐阜市Gさん 帰りのバスの中で、義貴と友だちになった子が「ヨッシーと友だちになれたことが一番うれしかった。」と言われ、今まで友だち関係にも非常にあっさりとしていた義貴が別れをおしんで、「バイバーイ、また会おうね!」と言っていました。たった5日間であんなに仲良くなれるなんて…。帰って来てから、さっそく学校の友だちのところへあそびに行きました。一番困ったことは「勉強したくなーい」とはっきり嫌がるところです。

■東京都葛飾区Kさん 自分のことは自分でと頑張るようになった。帰り道も「オレは男だ手出しはするな」などと、重いリュックを最後までしょっておりました。


■鳥取県鳥取市Fさん

■静岡県浜松市Kさん 今回は、子どものたっての希望で15日間コースに参加しました。いつもはハイテンションになって帰宅するのですが、今回は大人の顔付き?兄は「お前、何か悟ったんじゃないか?」といっていましたが、精悍な落ち着いた様子で帰って来ました。楽しいことを見つけることが大好きで、好奇心旺盛な子なので、今回も本当に思いっきり遊んでとても楽しかったようです。ただ、15日間、友だちとずっと仲良くという訳にはいかず、食事を作らない子、乱暴な子、色々な子に出会い、ぶつかりあい、考えることもいっぱいあったようです。15日間という長いコースは友だちに自分の良いところだけ見せて過ごすということはできず、自分のすべてをさらけ出していたのではないかと思います。こんな経験は他のところでは出来ず、アルプスならではです。
 あと、マラソン、登山等、いつも苦しい、面倒と行っていた子が「とーっても楽しかった」そうです。これはアルプスマジックなのでしょうか。

■愛知県岡崎市Iさん まんぷくパーティーで流しそうめんを食べたそうです。上の方に陣取って「とりまくってやろうと思った」そうですが、「一年生の子が下の方で食べられないよ」と言われて「4回くらい見送ってとる」ようにしたと言っていました。何かにつけ、充分にいきわたるように準備されていて他の子を配慮しなくてもすむことが多いのですが、このような経験が大変ありがたいと思っております。

■三重県津市Aさん 今回は初めて一人でアルプスに出掛けた息子。帰ってきた息子は2・3日弟にはすっごくやさしい接し方をするし、頼み事をしてもさっさと動くし、段取りがいいし、「へえっー」と驚かせてくれました。さすがに一週間もすると少しずつ以前の姿に戻りましたが、村長をやらせていただいたとかで、大きな自信がついたのと、自分には人に対してどう言葉がけをしたり働きかけをすればいいのかというようなことを彼なりに真剣に考えもした様です。何事にも意欲満々なところが息子の良いところです。学校ではその長所も行き過ぎとかで正しい判断を望むと言われてしまいますが、彼の意欲的な行動は毎年のアルプス行きで培われている部分も多く、自分自身への自信と仲間への信頼感を体得しているからだと思い、先生には申し訳ないのですが、小学生に優等生的な正しい判断行動を望むことより失敗から生まれる知識の深さを、そして本当に正しい判断が望まれる時には厳しい注意を知らせ与えるでっかい「心」を持って頂きたいと我が心の中で思うことです。

■東京都港区Sさん 初めてだったので、急にここがどうということはありませんでしたが、帰ってから、すべての班のポーズを覚えていて、全部見せてくれました。それから、普段、字を書くことを面倒くさがるのに、ハガキをちゃんと送ってくれたり、手紙を書いてくれたりしてとても嬉しかったです。おみやげにもいろいろ理由があって嬉しかった。忘れ物もなかったし、とにかく口が達者になって帰って来たような気がします。
◆たくさんのお便りをありがとうございました。載せきれなかった皆さん、悪しからずご了承ください

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