第25回夏の子ども会
事後アンケートより

赤とんぼ
我が子の「ここが変わった」

■和歌山県那賀郡 Fさん 初めての参加であり、友だちもだれ一人いないという状態の中で、いったいどうなって帰ってくるのだろうと、親子共に不安でした。行くときに、バスの中に乗り込む後ろ姿は不安が一杯の背中でした。ところが・・・。帰ってきてまず驚いたのは、人前でなど決して歌うことのなかった子が、うろおぼえの歌を何の抵抗もなく、私達の前でうたいはじめたではありませんか。それにあまりしゃべらない子が、山での事、友だちができた事、キャンプファイヤーで涙がでたことなど、疲れを知らないかのようにしゃべりまくりました。何か心の中にとても強い、そして心地よいものが生まれたようでした。

■東京都八王子市 Mさん 昨年に続いて2回めの夏の子ども会。(中略)今年は思いきって(親としては経済的にも思いきって)7日間コースへ参加しました。ちょっと長すぎたかナと少々心配しましたが、大満足で帰ってきた息子を見て安心!“楽しいことばかりでイヤな事は1つもなかった”“山登りはつらかったけどイヤではなかった”との事。まっ黒でくさーいTシャツやパンツを洗濯しながら、親も大変ながら満足!!です。私も子どもに戻れるのなら、アルプスに参加したいです。息子達がうらやましい。

■大阪府堺市 Yさん 今まで色々なキャンプに参加させて頂いているのですが、帰って来たら「どうだった?」「楽しかった?」とこちらから聞いても「うん」「楽しかったよ」とありきたりのそれもそっけない返事ばかりしていた息子が、今回はこちらから聞く間もなく「お母さん言いたい事、聞いてほしい事、楽しかった事いっぱいある。どれから言ったら良いか迷うくらい」と大阪まで帰る電車の中、止まる事なくしゃべり続ける息子を見て、参加させて頂いて本当によかったと感謝しています。

■神奈川県横浜市 Fさん 毎年参加させたいと思いつつ、本人がその気になるのを待って6年生で初めての参加となりました。大変充実した1週間だったようで、穏やかないい顔で帰ってきました。すっかり自信をつけたようです。小3の妹とはけんかばかりしているのに、同じ班の1年生や2年生のことをさかんに話し、「手がかかって大変だったけど、可愛かった」と言っていました。リーダーの方達のご苦労や大変さもちゃんと見てきたようで、普段は友だち関係も淡泊でマイペースな娘が、密度の濃い人間関係を体験してきたことで、今後どのように変わってくれるか楽しみです。
見事なアケビ(源氏キャンプ場)
■滋賀県大津市 Iさん 3年めになりますが、歌など歌った事ない息子が、一回め帰宅してから歌集を片手に一週間ほどずーっと歌い続けていました。楽しい企画と合わせて歌う楽しさを実感した姿が伝わりました。毎回ですが、迎えに行ったとき「ごくろうさん。荷物もとうか?」と言うと「大丈夫!」と疲れているのに自分で家まで持ち帰ります。〜自分のことは自分で最後まで〜ということを実践してくれます。甘えん坊の彼なので、とてもたくましく見えます。

■神奈川県相模原市 Iさん 「自然の中がこんなに気持ちがいいなんて初めて知った」「ゲームより楽しいものがあった」「こんなに親切にしてもらったのは初めて」「こんなに楽しかったのは初めて」うれしい発言が続々と出てきて、聞いていてとてもうれしかったです。なんだか、それまでずっとためてきたストレスを、一気に発散させてしまったという感じで、生き生きして帰ってきたのです。まるで別人を見る想いでした。(後略)

■奈良県生駒郡 Sさん
 他の地域の人と友達になれて視野が広がったように思います。キャンプが終わり、京都駅に着いた時に共通語のアクセントになっているのが、とてもおかしくて笑いそうになりました。子どもは何でも身につけるのが早いと実感しました。

■東京都墨田区 Kさん 
いわゆる障害児であるため、何をやるにも、覚えるにも時間がかかる息子ですが、スタッフの方やお友達の力を借りながらも、いろいろな体験ができたからでしょうか、食事の支度などはりきって手伝ってくれます。買い物をするときも、よく見て選んでいます。

■大阪府富田林市 Yさん
 5日間のキャンプを終えて真っ黒になって帰ってきたのを見てホッとしたのですが、思いもよらず家族みんなとおじいちゃんおばあちゃんにまでおみやげを買って来てくれました。大人でもおみやげを買うのに頭を悩ますことが多いので、おこづかいを持たせはしましたがこちらから何も言わず、期待していなかったのですが、いろいろ考えて買ってくれたのだなと思うとうれしくなりました。
落ち葉とどんぐり(山ろく荘裏)
■埼玉県大宮市 Sさん 「水が冷たくておいしかった。へびのぬけがらと死体があった。メシベオシベの長いきれいな花があった。パンを焼いたなど、自然を体中で感じて帰って来ました。帰ってからの2〜3日は、まだ頭の中がそのことでいっぱいで、他のことも身になりませんでした。それほど印象深い思い出となったことと喜んでいます。大勢の子たちとグループでワイワイすることが苦手な我が娘ですが、12人の班一人ひとりのエピソードを次から次へと語ってくれて、貴重な夏休みを過ごせたと思います。

■広島県御調郡 Nさん とにかく楽しかったようで、おもしろかったと満足した顔で帰って来ました。キャンプで歌った歌や踊りは、いつまでも兄弟で大きな声で歌っています。歌うことでキャンプの様子を思い出しているようで、キャンプの話しは2週間たった今でも、歌いながら話を弾ませています。兄弟で同じ経験をしているので、共感でき、より楽しめたようです。「同じ班の中に目の見えない子がいたよ。元気でとても太鼓がうまかったよ」「階段があるよって教えてあげたよ」と話してくれました。リーダーの方との出会い、新しい人との出会いを通して、今まで経験できなかったことをたくさん経験できたようです。そして、仲間たちと過ごす楽しさを感じたようです。

■東京都東久留米市 Mさん 「ものすごーく楽しかった!!」と大満足の笑顔で帰って来ました。「また来年も行きたい」とくり返し言ってます。自分たちで作ったコンソメスープがおいしかったと嬉しそうに教えてくれて、家でも作って食べさせてくれました。子ども会で教えて頂いた歌はお気に入りで歌集を身ながらよく歌っています。(後略)

■和歌山県橋本市 Hさん そんなに食べる方ではないのですが、「アルプス中食べまくった」と言っていました。何を食べてもおいしいのだそうです。帰ってからもよく食べています。

■大阪府大阪市 Kさん 2度めの夏。4度めの子ども会。本人の希望でどうしても8泊したいとやまびこ村へ参加しました。今回はさすがに親の方が高学年のみんなやリーダーに迷惑をかけているんじゃないかととても気掛かりでした。京都駅で「おかあさん」と抱きついては来たものの、前回とははっきり違うわが子を見たというのが、第一印象でした。大阪の自宅までの時間、アルプスの話を落ち着いてうまく話してくれること、こちらの質問にもきちんと答える、9日間離れてひとまわり大きく大人になった感じを受け、なによりも成長していなかったのは親の方だったと、つくづく感じました。アルプス子ども会はいい意味での親の子離れを教えていってくれる場所だとも改めて感じました。

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