新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延期における
「第46回夏の子ども会」 閉幕のご挨拶
20/08/23 アルプス子ども会代表 桜井 翠
『第46回夏の子ども会』の全日程が終了いたしました。
例年に比べて規模を縮小しての開催でしたが、大きく体調を崩されるお子さんもおらず、賑やかに期間を終えることができました。
新型コロナウイルスによるご心配や影響が再び強まる中で、私どもをご信頼のうえにご参加くださったみなさん、そして、励ましのお言葉をくださったみなさん、理解をくださった地元および指導くださった医療関係者・専門家の方々のお支えに、深く深く感謝申し上げます。
命を預かる責任の重さは常に変わりないとは言え、異例の緊張感を持っての開催でしたが、いつも以上に、子どもたちの持つエネルギーに目を見開かされました。とにかく体を動かすこと、外で遊び回ることに貪欲な姿は、コロナ禍で鬱屈した毎日への反動もあるのでしょうか。賑やかな笑い声に大人の方が励まされる思いでした。
コロナ禍では、感染した人を過剰に責めたてるような、自己責任論がますます高まっているように感じますが、ここでは、全く無縁の光景が広がっています。
さみしくて泣いている友だちを心配する顔、誰かの水筒がなくなったと聞けば一緒になって探す姿……。困ったときはお互い様、という言葉は誰に教わらずとも、子どもたちの中に根付いているものなのでしょうか。嬉しさも悲しさも分かち合って、ともに喜んだり頭を悩ませたりする場面を何度も見かけました。
短いひと夏の思い出ではありますが、これからの日常生活のささやかな励ましになれば、それに勝る喜びはありません。今後も、子どもたちが、その本来の力をのびのびと発揮し、弱い部分は補い合いながら成長できる場を作ってまいります。
◆COVID-19蔓延期における開催に際しての考えは[こちら]